オトナピクニック!野点(のだて)のススメ

   ピクニックはこのサイトのテーマの一つであります。

型にはまらずアウトドアを気軽に楽しむことをオススメしているわけですが今日はジャパニーズピクニックともいえる「野点(のだて)」のお話。

お茶をいただくというと着物を着て、茶室でそれぞれの流派の作法に則り、静かな雰囲気の中で…というのを想像しますが野点であれば気軽に楽しむことができます。

野掛け(野駆け)という言葉もありますが「春秋ののどかな日に飲食物を持参して花見や紅葉狩りを目的とし、野山を歩きまわること」という意味があり、私的には野掛けはハイキングで、野点は趣や作法を重んじるお茶会でなければもうちょっと軽い感じでピクニックという解釈をしています。

必要な道具と美味しいお菓子を用意して野点(ごっこ)を開催しちゃいましょう。

秋の紅葉シーズンや春の桜のシーズンは野点にもってこいの季節ですね。

何はともあれまずお茶の点て方を知らないと。

フワフワの泡が乗った抹茶(薄茶)を点てたい!

泡をきれいに立てるには?

ポイントは3つ

  1. お湯は85℃くらい
  2. 抹茶は多めに
  3. お湯を入れすぎないこと

抹茶は茶匙2杯に対してお湯は70〜80cc位が目安ですが濃いめ薄めの好みがあると思うので何回か試してみてください。

お茶の点て方

・御茶碗と茶筅(ちゃせん)をポットのお湯で温めておく。温まったら水分を拭いておく。

・抹茶を茶漉しで漉しながら御茶碗に入れる。

・沸騰したお湯であれば他の御茶碗にいれて少し温度を下げる(約80℃)

・抹茶の入った御茶碗に先ほど冷ましたお湯を少量入れ、茶筅でダマにならないように混ぜる。 抹茶が溶けたら残りのお湯も入れます。

・片手で御茶碗を押さえ、もう一方の手で垂直に茶筅を持ち、手首を使って前後に素早く動かして泡を立てていきます。 この時はグルグルしないで1の字を書くようにします。回転させても泡立ちません。 最初は大きな泡が立ってきますが徐々に細かくなってきます。

・泡が立ったら茶筅の先を泡の表面まで上げ、ゆっくり動かし泡を細かくします。

・最後に、中央に泡が盛り上がるように、静かに茶筅を上げます。「の」の字を書くようにして中央からゆっくりと茶筅をあげるのがコツです。

こんもりときめ細かい泡が立ったら大成功!目指せカプチーノです。

本格的な御茶碗でなくてもカフェオレボウルのような大きめの器で構いません。

アウトドアに持ち出すならこんな便利なセットもあります。

モンベル(mont‐bell) 野点セット バーク/ライトタイム BALT

アウトドアにはメラミンの御茶碗だと割れる心配もなく、軽いので安心です。

必要なものがポーチに入っていて後は抹茶を買ってくるだけ!

お茶を楽しむための道具あれこれ

  1. 御茶碗

まずはなくてはならない御茶碗(抹茶茶碗)

総合芸術といわれる茶道では御茶碗は重要な存在ではありますが、美味しくお茶を楽しめれば良いのです。

ましてや外に持ち出すことを考えれば先ほどご紹介したメラミン製が機能面でも優れています。

抹茶茶碗にはお茶を立てやすい形状である特性もあるのでその辺も考慮して選ぶと良いでしょう。

  • 茶筅(ちゃせん)

抹茶を均一に混ぜるものとして必要です。竹製のものを思い浮かべる方が多いと思いますが樹脂製のものや金属製のものもあります。ちなみに泡立て器ではありません。

  • 茶漉し

抹茶がダマになるのを防ぐためにあったほうが良いです。

  • 茶匙

普通のスプーンでも良いのですが気分的にね。

  • 抹茶

スーパーでも手に入ります。本格的にやろうと思ったらお茶屋さんに相談しましょう。

  • ポット

家からお湯を沸かして持っていくなら必須ですね。火が使えないなら保温性能の高いものを。真空ボトルがおススメです。

  • JETBOIL(ジェットボイル)

アウトドアでは定番となったJETBOIL(ジェットボイル)。 持ち歩きやすくお湯が早く湧きます。オプションがいろいろあるので使うシーンや人数に合わせて選びましょう。

  • Kelly Kettle (ケリーケトル)

不思議な形をしたヤカンですが燃料は小枝や松ぼっくりで煙突効果でお湯が早く湧きます。アタッチメントで簡単な調理も出来ます。防災にも。

くれぐれも火気厳禁の公園などでは使わないように、行く所の下調べはしましょうね。

  • 座布団

アウトドア用に折り畳める座布団があります。

  • シート

青のビニールシートでは味気ない。毛氈(もうせん:お茶会でみる赤いフエルト状の敷物)までは用意しなくてもいいですが冷えないように厚手のシートやラグを組み合わせましょう。

地べたがイヤならベンチでもいいです。

  • 懐紙

なくてもいいですが和菓子とかの場合はあったほうがいいかも。これも気分で。

お茶もコーヒーと同じようにいろいろな楽しみ方があってもいいですよね。

ニューヨークでも抹茶専門カフェが増えたりしているみたいですよ。

抹茶が人気の秘密はコチラ

東京も紅葉シーズン突入です。 この週末は天気をチェックして外でお茶を楽しんでみるのはいかがでしょうか?

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