バーベキュー、楽しいですよね。でも火を使う限り危険がないわけではありません。
バーベキューは昼間の開催が中心かと思いますが晴れた日は炭やコンロから出る炎の先端が見えずらいです。 不用意に顔を近づけて前髪を燃やしてしまう人は意外と多いです。 またマツゲや眉毛を焦がす人も…… マツゲがなくなるのはかなりブルーでしょうが本当にスグに処置すべきなのはヤケドでしょう。
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熱い!ヤケドしちゃった!どうしよう?
応急処置としてはとにかく流水で冷やすこと。流水が用意できない場合は濡らしたタオルを当てて冷やしましょう。ヤケドの程度にもよりますが5分から15分冷やしましょう。この時は強い水圧をヤケドに直接当てないようにします。
冷やしすぎはNGです
バーベキューの際には氷を持っているかもしれませんが氷や保冷剤で長時間冷やすのは危険です。冷やしすぎでかえって悪化する場合があり、凍傷の危険もあります。
感染症に注意しましょう
キレイな川でしたら大丈夫かもしれませんが基本的には川、用水路、井戸水は避けたほうがいいでしょう。雑菌による感染症の危険があります。
海水でも冷やすことは可能ですがあとで水道水で流しましょう。 たまたまアロエがその辺に生えていても使ってはいけません。味噌や醤油もダメです。万が一感染症が重症化すると大変です。
また服が燃えたり、服の上から熱いものをかぶったりしてヤケドした場合は無理に服を脱がしてはいけません。皮膚をはがしてしまう可能性があるからです。服を着たまま上から冷やすのが正解です。
冷やしたあとは?
あるといいのがラップ。あとワセリン。バーベキューにワセリンはないですね。オリーブオイルがあれば代用できます。オリーブオイルを患部に塗ってラップを巻いて乾燥させないようにします。湿潤療法の一つで軽いヤケドであれば早く治ります。
ただしヤケドが広範囲であったり、深い場合はスグに病院へ行きましょう。また感染症の疑いがある場合も同様です。 キャンプ場やバーベキュー場の近くには病院がない場合が多いので素早い行動を心がけましょう。
湿潤療法が万能なわけではありません。症状に適した処置がありますから判断に迷ったら早めに医師の診察を受けてください。 もし水膨れになっても破らないようにしましょう。私も針で穴を開けたくなっちゃうタイプですがヤケドをキレイに治したいならできるだけ潰さないようにして診察を受けましょう。
ヤケドをしないために
まずは事故防止を徹底しましょう。
浮かれてふざけない。
楽しいイベントが事故で台無しとかありえないでしょ?火を使っている側でふざけるとかは危険すぎます。やんちゃな大人も子どもも要注意です。
化繊の服は避ける。
特にポリエステルは燃えやすい素材です。火がつくと大やけどを負う可能性があります。また化繊は火の粉がついただけで穴が開きます。綿素材の服が比較的安全です。
子どもは火の近くに寄らせない。
小さい子どもにはコンロの火は見えないかもしれません。また炭は跳ねる場合があります。水分を含んだ炭は確実に跳ねますから注意が必要です(去年買って残った炭を使ったりしますよね?)跳ねる炭は小さくても目に入ったりしたら大変です。小さい子どもを抱っこしたまま調理しているのもたまに見かけますが危なっかしくて見ていられません。
着火剤を使うのは最初だけ。
着火剤の継ぎ足しでの事故って結構あるんですよね。火がついているところにジェルタイプの着火剤をピューっとすればあっという間に火だるまです。びっくりして放り投げれば火の玉を撒き散らしで大事故です。かく言う私も初心者の頃に着火剤でやらかした覚えがあります。ヤケドもせず大事には至りませんでしたが以来着火剤は使っていません。着火剤は継ぎ足し厳禁です。
焼き担当は革手袋とエプロンを。
軍手を使う方はよく見かけますが革手袋の方が耐熱性があり丈夫でオススメです。またアウトドア用のエプロンがあれば火の粉が飛んできても安心です。ショートパンツの場合のヤケド防止にもなりますし手馴れた感じも演出できますよ。
まとめ
まずはヤケドを防ぐ行動を。予防するのが一番です。でも万が一ヤケドをしてしまったら流水でスグに冷やしましょう。 軽いヤケドは湿潤療法で回復が見込めますが早目の判断で医師の診察を受けましょう。決して甘く見ないこと。
それではよいバーベキューを!
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